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japanese.china.org.cn |24. 10. 2021

中国国際輸入博の継続開催、新たな商機に

タグ: 輸入博

 

10月5日、国家会議展覧センター(上海)周辺で輸入博をテーマにした緑化装飾。


 

 来月、中国上海市で開催される「第4回中国国際輸入博覧会」の出展者と展示内容がこのほど、明らかになった。イスラエルの「ポータブル式農場」やドイツの生分解性機器、スイスの「二酸化炭素削減サービスシステム」、イタリアの無人フルーツジュース販売車、ウクライナのトランス脂肪酸無添加マーガリンなど、農業や農村の近代化に焦点を当てた新製品やソリューションが出展される。

 

 業界関係者は、今回の展示内容が中国の政府部門や企業、機関、消費者に何らかの啓発をもたらし、中国で進行中の農村振興戦略に役立つとの見方を示した。中国は、2035年までに農業と農村の近代化を概ね実現し、2050年までに農村を全面的に振興する計画だ。

 

 3年連続で開催されている輸入博は、中国が積極的に市場開放を進める重大な政策を示す場であり、経済のグローバル化を推進するための公共財のような役割を担っている。これまでの輸入博で、中国市場のほぼ全てが輸入拡大の恩恵に与ってきた。


 7月15日、国家会議展覧センター(上海)で開かれた「第4回中国国際輸入博覧会上海企業誘致ロードショー・消費財展示ブース事前需給マッチング会」で、来場者に製品を説明する出展企業のスタッフ(左)。

 

 来月、「第4回中国国際輸入博覧会」が開かれる。過去3回開かれた輸入博では、「展示品が商品になり、出展者が投資家になる」という傾向が明らかだった。食品や農産物分野をはじめ、輸入博がきっかけとなった新規事業の多くが、中国の沿岸部や広大な中西部市場に参入し、徐々に定着してきている。中国の農村が活性化した明るい未来は、経済のグローバル化と融合して、その恩恵を受けるだけでなく、世界により多くの中国の力をもたらすことが期待される。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月24日