和田県はここ数年、農村の居住環境整備と産業発展を農村振興戦略の重要な突破口として、農村の環境向上と産業の活性化を進めると同時に地元住民の満足度と幸福指数も向上させた。
記者はある朝、和田県布扎克郷庫木村で村民の図爾蓀麦麦提さんが自宅の庭を掃除するのを眺めていた。袋に集められたごみは、家から遠くない収集所のごみ箱に入れられる。収集所の整備によって、ずっとごみを捨てていた彼の習慣も改められた。
清潔で整然となった村は天地を覆すほど変わった。
「以前はごみ箱がなく、村の至る所にごみが散乱して不衛生だった。ごみ箱が設置されてから村の環境は大きく改善され、便利さ、清潔さ、衛生的なことが私たちの心を豊かにしてくれた」と図爾蓀麦麦提さんは語る。
彼が感じた変化は村だけでなく、自宅にも起こった。トイレ革命の実施前は、昔から使われる汲み取り式トイレが玄関付近に設けられていた。家の中に今あるきれいで衛生的な最新式トイレを見て、図尔蓀麦麦提さんはとても喜んでいる。
「村の様子が明るくなった。村は一変し、街灯も設置され、今は本当に幸せな日々を送っている」と村民の米娜罕・伊敏尼亜蓀さんは話した。
庫木村副支部書記の阿依努爾・薩塔爾氏は、「散らかっていた家の前後が整然となった。雑草が生えていた道の両側もきれいに整備された。以前あったあばら屋は全てきれいな家に変わった。新しく街灯が設けられ、道も平坦で歩きやすくなった。美しい農村建設によって村の見た目レベルは一気に上がった」と話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月7日