米『ブルームバーグ』はこのほど、米国と中国の間でビジネスが重要な「コネクター」になっているとの見解を示した。4億人に上る中国の中間所得層は磁石のように強力な吸引力を持っており、多くの米国企業がこのアジアの国の市場に忠誠を尽くしていると伝えた。 

　『ロイター』の調査によると、中国のビジネス環境を楽観的に見ている米国企業の割合は3年ぶりの高水準に回復した。調査対象企業の77.9％は向こう5年間の中国事業の見通しについて、楽観または比較的楽観していると回答。調査対象企業の82.2％は、今年の売上高が前年比で増加すると予測している。 

　米中貿易全国委員会（USCBC）のクレイグ・アレン会長は、中米の経済贸易関系は非常に重要で、100万人以上の米国人が対中輸出企業に雇用されていると指摘。両国の国民はどちらも経済貿易と投資の交流を円滑にし、予測可能で繁栄につながる経済環境がもたらすメリットの享受を望んでおり、大きな安定性が両国の企業と国民により多くのチャンスをもたらすとの見方を示した。 

　2001年の世界貿易機関(WTO)加盟後、中国は一貫して公平公正、平等互恵の原則を守り、世界各国と良好な経済貿易の協力関係を維持している。ここ数年は自身の急速な経済発展に伴い、中国は国際貿易でますます重要な役割を演じて、ますます大きな作用を発揮。多くの国が中国と経済貿易で密接な連携を保ちながら中国を重要な貿易パートナーと見なし、中国市場に期待している。米国企業を含む外資企業にとって中国は公平、透明、予測可能な市場環境を備える魅力的な投資先となっている。 

　主に4つの要因が中国市場に魅力をもたらしている。