最近、中国の各地域が最低生活保障基準を相次いで引き上げ、生活保障能力を一層強化している。
青海省は11月に通知を発表し、2021年の都市部・農村部住民の最低生活保障基準を引き上げた。うち都市部の最低生活保障基準が従来の一人当たり月640元から672元に引き上げられ、最低生活保障は月額で32元(5%)増加した。農村部の最低生活保障基準が従来の一人当たり年間4800元から5184元に引き上げられ、最低生活保障は年間で384元(8%増)増加した。青海省の都市部・農村部住民の最低生活保障基準の引き上げはこれで13回目となる。
これに先立ち、河南省は9月、災害と新型コロナ流行による生活困窮者の基本生活への二重の影響を緩和するため、省全域の都市部・農村部の最低生活保障基準をそれぞれ一人当たり月最低570と355元から590元と377元に、それぞれ3.5%と6.2%引き上げると発表した。
重慶市も9月から都市部を一人当たり月636元、農村部を一人当たり月515元に、最低生活保障基準を引き上げた。
この3地域だけでなく、多くの地域が最低生活保障基準の引き上げを相次いで発表している。例えば、北京市は2021年7月より最低生活保障基準を一人当たり月1170元から1245元に調整すると発表した。上海市は2021年7月1日より最低生活保障基準を一人当たり月1240元から1330元に調整し、同市の最低生活保障は月額で90元(7.26%)増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月6日