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japanese.china.org.cn |09. 12. 2021

より高水準の開放の推進には、制度型開放の道を歩むべき=元商務部長

タグ: 制度型開放

 中国商務部の陳徳銘元部長


 中国WTO加盟20周年ハイレベルフォーラム並びに第20回WTO・中国学術年次総会が8日、北京市で行われた。中国商務部の陳徳銘元部長は発言の中で、「制度型開放は中国の世界貿易機関(WTO)加盟20年の成功経験であり、より高水準の開放型経済を建設するため必ず通る道でもある」と述べた。陳氏の発言の要旨は下記の通り。


 WTO加盟から20年における最も成功した経験は、中国が開放に向け制度を固めたことだ。これはWTOの大多数の加盟国が中国を評価し認める根本的な理由だ。制度型開放の道を歩むことで、中国の開放は初めて前進を続けられる。市場の資源配置の効果が初めて十分に発揮される。


 国内の基礎的条件と国際環境の変化を考慮し、中国は国内大循環を主体とし、国内外のダブル循環で相互促進する新たな発展構図を掲げた。国内外の循環は相互依存し、切り離すことができない。高品質の国内大循環を保つためには、高水準の制度型対外開放を保つ必要がある。こうして初めて米国と西側のデカップリングの企てを打破し、我々の外部の円滑でスムーズなサプライチェーン・産業チェーンを維持できる。


 中国、米国、EU加盟国などの67カ国が最近WTOにおいて、サービス貿易に関する一般協定の交渉で妥結したが、全体的に見るとWTOの構造と機能はまだ完全には回復していない。地域協定が依然として中国の制度型開放の戦略的選択となっている。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)やデジタル経済連携協定(DEPA)などは、高水準の開放に向かう中国の重要な象徴であると同時に、中国により深いレベルの改革を迫っている。これについて我々は大きな自信を持ち、積極的に対応するべきだ。これは制度型開放が中国の改革開放の必ず通る道であることを、WTO加盟から20年の成功経験がすでに証明しているからだ。


 中国WTO加盟20周年ハイレベルフォーラムは、中国インターネット情報センター(中国網)、中国WTO研究会、対外経済貿易大学が共催。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月9日