昨年1-11月に478件のプロジェクトが着工、PPPが安定成長の重要な手がかりに

中国網日本語版  |  2022-01-16

昨年1-11月に478件のプロジェクトが着工、PPPが安定成長の重要な手がかりに。

タグ:PPP市場

発信時間:2022-01-16 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 財政部政府・社会資本協力センターはこのほど、全国PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)総合情報プラットフォーム管理バンクのプロジェクト関連データを発表した。それによると、昨年1-11月のPPP新規入庫プロジェクトは595件で、投資額は前年同期比3905億元減(24.9%減)の1兆1773億元だった。契約プロジェクトは527件で、投資額は496億元増(4.3%増)の1兆2103億元。着工・建設プロジェクトは478件で、投資額は312億元増(3.6%増)の8902億元。新規入庫プロジェクトと投資額がやや減少したが、契約プロジェクトの投資額、着工・建設プロジェクトの投資額が安定的に増加した。


 世界が注目する北京2022年冬季五輪・パラリンピックの開催が迫るなか、冬季五輪会場が注目されている。北京のオリンピック森林公園にある国家スピードスケート館は、首開集団や北京城建集団などの民間資本を導入し、PPPモデルにより建設・運営される。


 対外経済貿易大学の呉衛星副校長は、「PPPモデルの採用、民間資本による冬季五輪会場の建設・運営への参与は、民間の力を導入し政府の資金面の圧力を和らげるだけではない。より重要なのはその投融資、建設、運営・管理などの面における総合的かつ専門的な強みを発揮し、公共サービスの質と効率を上げることだ」と述べた。


 数年の模索を経て、PPP市場が徐々に成熟し、規範的で平穏な発展段階に入っている。


 呉氏は、「PPPは過去数年に渡り、参入条件の緩和、独占の打破、競争の導入、イノベーションの奨励、業績重視型の堅持を通じ、政府と市場の2種の資源を統一的に管理し、公共サービスの供給の質の変革、効率の変革、原動力の変革を促した。実践と模索を経て、PPPモデルはすでに中国の安定成長、改革促進、構造調整、民生改善の重要な手がかりになっている」と分析した。


 KPMG(中国)有限公司政府・インフラコンサルティングパートナーの李煒氏は、「PPPモデルは政府の職能の変化を持続的に促し、作業フローを簡素化し、管理水準とサービスの質を高める。共同協議・共同建設・共有を強化し、情報公開を力強く促し、ビジネス環境を改善し、政府のガバナンスの能力と水準を高める」と分析した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月16日

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