2桁台の成長を維持し、外資導入規模が再び記録を更新した。商務部がこのほど発表したデータによると、昨年の全国の実行ベース外資導入額は前年比14.9％増の1兆1493億6000万元で、ハイテク産業とサービス業の増加率が高かった。中国の外資安定の成果・効果は予想以上で、輝かしい答案を提出した。

　需要の縮小、供給の衝撃、マインドの悪化という3つの圧力、さらに世界の感染症及び経済回復の不確実性を受け、今年の外資安定は今後どのような動向を示すだろうか。

　専門家は、「感染対策と景気刺激を背景とし、各国の外資導入の競争もますます激しくなる。さらに感染再拡大による世界のサプライチェーンの混乱や人員往来の不便などが、中国の今後の外資導入の試練となる。引き続き外資安定の取り組みを続けることが依然として重要だ」と述べた。

　商務部の王文濤部長は、「新年の商務活動は着実なスタートの実現に取り組む。外資安定について、商務部は開放をさらに拡大し、ビジネス環境を最適化し、総量安定・構造改善・質向上に取り組む。より積極的かつ効果的に外資を導入する。全国及び自由貿易試験区の外資参入ネガティブリストの実施にさらに取り組み、外商投資奨励範囲を拡大し、21の自由貿易試験区と海南自由貿易港などの開放プラットフォームの力を発揮し、より多くの外資プロジェクトを導入する」と述べた。

　ロイター通信（中国語版）はこのほど記事の中で、「外資導入が製造業からサービス業に移り変わるに伴い、中国のより多くの外資導入政策が打ち出される。業界は今年の中国の外資導入の増加率に楽観的だ」と伝えた。

　KPMGはこのほど発表した報告書の中で、「今年の中国の対外直接投資導入は大規模を維持する。外資は特に資産管理、新エネ、ハイテクなどに注目している」とした。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年1月17日