世界航商大会、スマートとグリーンで世界の変革をけん引

　東方海外貨柜航運有限公司のコンテナ船が20日、香港コンテナ埠頭に向かった。新華社記者・陳鐸撮影

　第3回世界航商大会が20日、香港で開催された。国際水運センターの香港では、毎週240便を超える国際コンテナ定期船が世界の460以上の目的地とつながる。

　大会ではスマートとグリーンが何度も言及された。水運業界関係者は、水運の大変革の序幕が開かれようとしており、デジタル、スマート、グリーン、低炭素の波が押し寄せているとの見方を示した。

　水運技術標準のアップグレードという「科学技術の変革」について、中国遠洋海運集団有限公司の馮波副総経理は、「デジタル化、AI、ブロックチェーンなどの技術の急速な発展に伴い、水運は未曾有の業界の変革を迎える。伝統的な経営手段とビジネスモデルが覆される。変革に自発的に対応する企業が未来をけん引する」と述べた。

　招商局集団の繆建民会長は、「デジタル化革命は現在、船舶運営方法にエンパワーメントし、船舶の運航効率を高めている。近い将来、深いレベルのスマート化が水運の生産と運営に変化をもたらし、スマート船舶や自動運転が現実に変わる」と述べた。

　ブロックチェーン技術は香港の水運業によりよくエンパワーメントする。中国工程院の陳純院士は、「ブロックチェーン技術には分散化や、安全で信頼できるといった特徴があり、香港の水運産業を最適化できる。香港特区政府はすでに、ブロックチェーン及び次世代インターネット技術の発展と人材導入の支援策を打ち出している」と述べた。

　グローバルマリタイムフォーラムのヨハンナ・クリステンセンCEOは、「再生可能エネルギーと再生可能燃料の開発において、中国は大きなけん引力を発揮した。中国が水運業に必要な燃料の開発の世界的なリーダーになることを願う」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年11月22日