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japanese.china.org.cn |11. 12. 2023

博覧会で見る、レール交通産業の新トレンド

タグ: 中国国際レール交通・装備製造産業博覧会2023
中国網日本語版  |  2023-12-11

 次世代スーパーバーチャルレール列車、雪山を越えられるアプト式列車、無人の硝酸塩ホッパ車。湖南省株洲市でこのほど開かれた中国国際レール交通・装備製造産業博覧会2023において、新技術を導入した新型レール交通製品がお披露目された。レール交通産業はよりスマートでよりグリーンな、より広々とした未来に邁進している。

 中国国際レール交通・装備製造産業博覧会2023が、株洲国際会展センターで開幕した(8日にドローンで撮影)。新華社記者・陳思汗撮影

 「次世代スーパーバーチャルレール列車は2両編成で、画像認識+北斗測位によって地上のバーチャルレールを感知し、人をつけての自動運転を実現できる」中車株洲電力機車有限公司システム研究開発担当者の李春明氏によると、この列車はレールや供電用架線を必要とせず、最小カーブ半径は15メートルのみ。

 李氏は、「一般的な電車もしくはライトレールはカーブする際に前輪で後輪をけん引する必要があるが、この列車は全輪電気駆動転向システムを初めて商業応用した。車輪は同時にカーブでき、グリーンでフレキシブルで高効率という特長を持つ」と述べた。

 アジア、南米、欧州の多くの国と地域では、中国の新型レール交通製品をより頻繁に見かけるようになった。中国製のレール交通製品が新たな空間を切り開いている。列車の屋外展示エリアには、アラビア語が書かれたクリーム色の車両があった。これは中車株洲車両有限公司の展示品だ。

 プロジェクト責任者は、「このサウジアラビアの取引先向けに特別にオーダーメイドした硝酸塩ホッパ車は、最大積載量が100トンにのぼる。台車やフォークリフトと異なり、硝酸塩ホッパ車には屋根と底扉の漏斗の自動開閉機能があり、積み卸しとリアルタイム監視を全天候型かつ全自動で実現できる。サウジアラビア内陸部の鉱産物を沿岸部の港に輸送し、輸送効率を大幅に上げることができる」と説明した。

 株洲国際会展センターで8日、来場者がスマートトラックの問い合わせを行った。新華社記者・陳思汗撮影

 今回の博覧会は海外からの出展業者の割合が高く、20%以上にのぼった。これには9の国及び地域が含まれ、うちドイツと米国の企業が全体の70%を占めた。

 「私は中国市場に期待しており、湖南省の複数のレール交通企業とすでに事業提携している」米ワブテック社の中国区総裁である崔垚氏によると、同社は中国市場で売上3億ドルを実現すると同時に、中国企業による約6億ドル分の輸出をけん引した。

 8日に株洲国際会展センターで撮影された列車屋外展示エリア(ドローンで撮影)。新華社記者・陳思汗撮影

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月11日