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japanese.china.org.cn |28. 12. 2023 |
2023年の中国の大事業、見所を総まとめ
今年も喜ばしい「初」「最」が数多くあった。大型プロジェクトに重要な進展があり、業界の記録が次々と打ち破られ、中国経済の長期安定の力強い支えになった。強国の夢が現実になった。
初の国産大型クルーズ船が試験航行
写真は新華社より
初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都号」が12月24日、上海宝山呉淞口国際クルーズターミナルを出発し、初の試験航行を行った。
これにて中国はドイツ、フランス、イタリア、フィンランドに続き5番目に大型クルーズ船の建造能力を持つ国になった。これはまた中国が造船業の「3つの宝石」を揃え、空母、大型LNGタンカー、大型クルーズ船を同時に建造できる国になったことを意味する。
涪陵シェールガス田、単一井あたりの累計生産量で記録更新
撮影:新華社記者・劉潺
重慶市涪陵区焦石鎮に位置する涪陵シェールガス田の「焦頁6-2HF井」の累計生産量が12月11日、4億立方メートルを突破し、単一井あたりで全国の最高記録を樹立した。
中国のシェールガスの確認埋蔵量は2兆9600億立方メートルで、年間生産量は240億立方メートル。国のエネルギー安全を効果的に保証している。
世界初の第4世代原発が商業運転
撮影:新華社記者・李小波
168時間連続の運転試験を経て、国家重大科学技術特別プロジェクトの象徴的な成果、世界初の第4世代原発である華能石島湾高温ガス炉原発モデルプロジェクトが12月6日、正式に商業運転を開始した。これは中国が第4世代原発技術の研究開発及び応用で世界トップレベルになったことを意味する。
深中通路が多くの「世界一」を樹立
撮影:新華社記者・劉大偉
全長24キロの深中通路の主線の全線が11月28日、貫通した。深セン前海と中山馬鞍島から伸びた手が、大海原を渡り、7年の時を超え、ついに握られた。
深中通路は深センと中山を結ぶ海上通路だ。プロジェクトの全長は24キロ。片側4車線で、設計上の時速は100キロ。総合的な建設の難易度が世界で最も高い海上プロジェクトだ。
100万kW級水力・太陽光相互補完発電所が稼働開始
撮影:新華社記者・薛晨
世界最大で標高が最高の水力・太陽光相互補完プロジェクトである雅礱江柯拉1期太陽光発電所が6月25日、発電・送電した。これは世界初の100万kW級水力・太陽光相互補完発電所の正式な稼働開始を意味する。
中国最長の深水油ガスパイプラインの敷設が完了
写真は中国海油が提供
海南島南東の陵水海域で6月22日、超深水大型ガス田「深海1号」の2期重要制御性プロジェクトである、20インチ海底長距離輸送パイプラインの敷設が完了した。これは中国最長の深水油ガスパイプラインで、中国の深水長距離海底パイプラインの建設能力と、深水設備技術の重要なブレイクスルーを象徴する。
情報によると、「深海1号」を始めとする超深水海底パイプラインの完成により、中国海底パイプラインプロジェクトの設備技術能力が世界先進水準に躍進した。
アジア最大のCCUSプロジェクトが登場
アジア最大のCCUS(二酸化炭素回収・有効利用・貯留)プロジェクトである、国家能源集団江蘇泰州発電所プロジェクトが6月2日、正式に稼働開始した。同プロジェクトはそれに先駆け72時間の試験運転を完了。試験運転期間中にシステムは安全かつ高い信頼性で稼働し、エネルギー効率指標及び製品の品質がいずれも設計値以上となった。
国産大型旅客機が商業飛行を実現
写真は新華社より
世界初の国産大型旅客機C919が5月28日午後0時31分、初の商業飛行を順調に完了した。正式に民間航空市場に入り、市場化運営と産業化発展の新たな旅路についた。
大型旅客機は数百万個の部品で作られる。技術のハードルが高く、開発期間が長く、システムが複雑で、「現代製造業の宝石」と呼ばれる。その製造能力は一国の工業レベルを直接反映する。
中国商用飛機有限責任公司は現在すでにC919を量産化する能力を持っており、将来的に年間30-50機の生産能力をつける。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月28日