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japanese.china.org.cn |10. 01. 2024

山東省の興福鎮、業務用厨房機器を世界に販売

タグ: 機器
中国網日本語版  |  2024-01-10

 

 興福鎮は山東省浜州市博興県内にある小さな町ですが、2800社以上の業務用厨房機器メーカーが集まり、年産額は300億元(約6060億円)以上に達します。興福鎮の業者はこの元日の休暇中、2000件以上の特注業務用調理器具の契約を結びました。

 特注品のポテト保温機を調達するためにやってきたサウジアラビア人バイヤーのハシムさんは、「ここの巨大な工場には圧倒された。彼らの製品は高品質で種類も豊富だ。実に興味深い」と話しました。あと1カ月もすれば、ハシムさんが注文したポテト保温機が出荷されます。興福鎮の業者はこのように、世界の顧客からのオーダーメイド品に、日々対応しています。

 中国共産党興福鎮委員会の王兆建書記は、「興福鎮はかつて、ヨシを使ったせいろ作りから出発した。モデルチェンジやアップグレードを何度も繰り返し、業務用厨房機器の生産分野に進出した。年間生産量は2000万台(セット)に達した」と説明しました。今年は元旦から現時点までで、興福鎮の企業の取引額は10億元(約202億円)近くになりました。ビジネスはますます活気づいています。

 興福鎮の業務用厨房機器は今や、中国全国シェアの40%以上を占めています。興福鎮は今年から、毎年300人以上の専門人材を導入し、山東大学や山東理工大学などと共同でスマート厨房機器産業研究院を設立します。興福鎮の企業が取得した商用調理器具関連の特許は年間100件以上で、企業の研究開発と設計のレベルは常に向上しています。(雲、鈴木)

 「中国国際放送局日本語版」2024年1月10日