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japanese.china.org.cn |30. 03. 2024

コーヒー消費、暮らしに近づき新たな活力を放つ

タグ: コーヒー消費 
中国網日本語版  |  2024-03-30

 3月の午後、南京市秦淮区の街角の公園では、次のような光景をよく目にする。マンションの下で、古くからの隣人が椅子に腰掛け談笑する。小さなカフェの中では若者がコーヒーを飲みつつ、窓の外の街を眺める。

 古い団地と街路はカフェなどの新業態を取り入れ、新旧が融合する新たな環境を構築している。南京市だけではなく、カフェは長江デルタの多くの場所で、大型商業施設から都市の街路や農村に進出している。蘇州市の拙政園の近くにあるカフェは連日混雑する。観光客はコーヒーを手にしながら、古い園林との一風変わった邂逅を感じる。張家港の善港村では、花畑の近くに農村カフェがあり、花とコーヒーの香りが混ざる。

 南京の街頭で、カフェと古い団地が魅力を引き立て合う。新華社記者・楊紹功撮影

 専門家によると、団地に進出し新モデルと新商品を持続的に発売することは、現在の飲料品消費業界の流行とトレンドになっている。英コーヒー業界研究機関「World coffee Portal」が発表した報告書によると、中国のブランドカフェ店舗数が1年で60%弱増加し計5万店弱にのぼり、世界のブランドカフェにとって最大の市場になった。これは中国社会の消費の活力を浮き彫りにした。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月30日