自動車発展の未来は中国にあり＝独自動車専門家

　ドイツの権威ある自動車経済学専門家のフェルディナント・ドゥーデンヘファー氏はこのほど、新華社の独占取材に応じた際に、「自動車発展の未来は中国にある。保護主義の措置で未来に向かえば大きな間違いを犯す」と述べた。同氏の発言の要旨は下記の通り。

　理想汽車常州拠点の生産ラインで、ロボットアームが溶接作業を行った（2024年1月10日撮影）。新華社記者・季春鵬撮影

　世界の自動車産業における中国の重要性が日増しに高まっている。EU側が中国製EV（電気自動車）に保護貿易主義的措置を講じれば、ドイツの自動車産業に大きなリスクをもたらし、中国市場の成長の潜在力から利益を手にし自身の発展を促すことができなくなる。

　EVについて、中国の動力電池メーカーは規模化によりコスト削減と利益拡大を実現している。これは中国自動車メーカーがコストパフォーマンスの高いEVを生産できる理由の一つだ。欧米の一部の関係者は、EVに対する中国のいわゆる「補助金」を理由に調査を行っているが、この論点はまったく成り立たない。

　作業員が2月2日、弗迪新能源科技有限公司の生産ラインで作業した。新華社記者・許暢撮影

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年4月25日