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japanese.china.org.cn |24. 05. 2024 |
訪中外国人、中国での決済の利便性が向上
決済習慣の違いから、一部の訪中外国人が決済の問題に直面している。上海市、北京市、広州市などを取材したところ、「大きな買い物はカード決済、小さな買い物はQRコード決済、残りは現金で」という決済サービスが持続的に改善されており、市場で画期的な決済サービスが提供されている。訪中外国人の決済の利便性が持続的に上がっている。
「Shanghai Pass」多用途プリペイドカードが19日、上海で発売された。上海都市旅遊卡発展有限公司の孫瑶総経理によると、これは無記名、無登録、非現金引き出しの形式を採用・最大チャージ額は1000元。
訪中外国人に便宜を図るため、カード購入、チャージ、返金、メンテナンスのスポットが上海浦東、虹橋交通ハブ、一部の旅客の多い地下鉄のサービスセンターに設置されている。
観光客が22日、上海博物館人民広場館グッズショップで「Shanghai Pass」を使い、アイスを購入した。新華社記者・陳愛平撮影
上海では「Shanghai Pass」を使うことで、路線バス、地下鉄、タクシー、フェリーなどの交通機関を利用でき、また観光地や商店でも使用できる。このカードはさらに北京市、西安市、桂林市などの330以上の都市の公共交通で使用できる。
上海のこの新たな措置は、訪中外国人の利便性を持続的に高める各地の取り組みの縮図だ。
中国郵政儲蓄銀行広州市駅前路支店で、外国人のムジーブさんが職員に海外のカードによる現金引き出しを求めた。職員は直ちにATMに案内した。
職員はムジーブさんの日常的な需要を考慮し、1元、5元、20元、50元紙幣を含む計200元の「小銭入れ」を両替し、さらに微信アカウントと携帯電話の紐づけに協力した。ムジーブさんはこれに喜び、「中国での決済は非常に便利だ」と述べた。
微信支付(WeChat Pay)の説明によると、訪中外国人による今年3月の1日平均取引人数は、昨年7月の海外カード・サービスの全面的な改善前と比べ3倍以上増えたという。支付宝(アリペイ)によると、今年のメーデー連休中のインバウンド客の海外カード紐付けによる支付宝の消費額は前年同期比7倍増で、支付宝により海外客に対応する中国の店の数が同4.5倍増となった。
北京市は今年6月末までに域外カード受付範囲をさらに拡大し、全市の3つ星以上のホテルとAAA級以上の観光地で決済サービス施設を増設する。上海は年内に8万台の海外カードPOS端末を追加し、全市の中心商圏、空港・港、地下鉄駅、3つ星以上のホテル、AAA級以上の観光地などのフルカバーを実現する。広東省はすでにタクシーや飲食などの経営主体向けに累計57万以上の標準化「小銭入れ」を提供し、お釣りを出す需要を十分に満たしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年5月24日