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japanese.china.org.cn |14. 08. 2024 |
中国のスマートレールシステム、インドネシアの大統領が試乗
インドネシアのジョコ大統領は13日に複数の閣僚を率い、新首都ヌサンタラで中国企業のスマートレールシステムに試乗した。ジョコ氏は同日、「スマートレールシステムは従来のレール交通より持続可能でコスト力を持つ代替案を提供するだろう」と述べた。
13日にインドネシアの新首都ヌサンタラで撮影されたスマートレールシステム。新華社記者・徐欽撮影
ジョコ氏が13日に試乗したスマートレールシステムは、中国北方国際合作股份有限公司(以下「北方国際」)と中国中車集団が共同で打ち出したものだ。両社はスマートレールシステムのヌサンタラでの設置を共同で推進している。
13日にインドネシアの新首都ヌサンタラで、職員がスマートレールシステムと記念撮影。新華社記者・徐欽撮影
スマートレールシステムは中車集団が独自に設計・研究開発するイノベーション技術で、「仮想線路を走るライトレール」と呼ばれる。システムの列車はレールではなくタイヤを使用。普通の道路に線を引くだけで、列車はレールの上を走るように、その上を自動で走行する。レール敷設などのインフラの投資を大幅にカット。
13日にインドネシアの新首都ヌサンタラで撮影されたスマートレールシステム。新華社記者・徐欽撮影
北方国際の王暁氷副総経理は、「スマートレールシステムはバーチャルレール、北斗測位、自動運転、純電池動力などの新技術を採用。同じ輸送力の路面電車と比べると、コストが低く、工期が短く、柔軟性が高いといった強みがある。同システムの高い輸送力と低炭素排出は、大都市が直面している交通渋滞と環境の圧力を和らげる」と説明した。
北方国際の説明によると、スマートレールシステムはすでに中国の各都市及びアラブ首長国連邦の首都ドバイで営業中だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月14日