中国の中小企業、上半期は生産・経営が安定しつつ回復

　工業・情報化部が発表したデータによると、中国の中小企業の経済の動きは今年上半期に安定を保ち、一定規模以上の工業中小企業の付加価値額は前年同期比7.4％増となった。うち「専精特新」（専門化・精密化・特徴化・新規性）中小企業の発展の活力が持続的に強化された。専精特新「小巨人」企業の電力消費量が同9.3％増となった。企業の生産がさらに回復し好転した。

　上半期は31の製造業大分類業種のうち、23業種の中小企業の利益額が増加を維持した。増加率は第1四半期を6.5ポイント上回った。設備製造業は前年同期比5.0％増、消費財製造業は同11.4％増で、増加率が第1四半期よりさらに上がった。

　販売状況を見ると、中小企業の国内外貿易は回復の流れを保った。今年に入り、中小企業の輸出は全体的に好景気を保っている。うち第2四半期の輸出指数は52.8％で、海外市場の開拓を加速した。

　工業・情報化部は、「今後は中小企業の専精特新の発展やDXの促進などで政策サポートを強化し、新たに一連の中小企業特色産業クラスタを育成する。高品質で効果的な中小企業公共サービスシステムを構築し、中小企業の生産・経営状況の安定しつつ好転の維持を促す」と発表した。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年8月15日