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japanese.china.org.cn |18. 12. 2024 | ![]() |
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中国初の外資全額出資3級総合病院、その違いとは?
16日に天津市で新たに設立された病院が、独特な身分と意義を与えられた。
天津市が1枚目となる外資全額出資3級総合病院医療機関営業許可証を発給したことで、鵬瑞利総合病院(天津鵬瑞利病院)は中国初の外資全額出資3級総合病院になった。
12月16日に撮影された、天津鵬瑞利病院の外観。新華社記者・李然撮影
天津市西青区の天津鵬瑞利病院に入ると、シンガポールの国花「ヴァンダ・ミス・ジョアキム」のデザインが随所に見られる。この病院はシンガポールの鵬瑞利(ERENNIAL)グループが投資・建設。投資総額は約10億元。
海外のハイレベル病院の国内進出歓迎は、中国が発信した明確なシグナルだ。中国の関連部門は今年、北京市、天津市、上海市などでの外資全額出資病院(中国医学類を除き、公立病院のM&Aを含まない)の設立を認めることを検討すると発表した。国家衛生健康委員会などの4部門は11月、「全額出資病院分野の開放拡大試行活動案」を発表した。
12月16日に撮影された、天津鵬瑞利病院のセルフサービスエリア。新華社記者・李然撮影
鵬瑞利グループの潘錫源会長兼CEOは、「病院はワンストップの医療を必要とする住民にサービスを提供し、また北京・天津・河北で生活・学習・勤務する外国籍の人に国際基準の医療サービスを提供し、かつ海外医療ツーリズムの利用客をサポートする」と説明した。
職員が12月16日、天津鵬瑞利病院で医療機器の検査を行った。新華社記者・李然撮影
潘氏によると、病院はさらにシンガポールの成熟した「医療シェア」の概念を導入し、国際的な医療シェアリングプラットフォームを構築する。医師と医療グループは鵬瑞利グループが提供し管理する医療シェア施設及びサービス(先進的な手術室、診断・撮影機器、機能が揃った臨床実験室など)を共有できる。
潘氏は、「当社は中国の医療・ヘルスケア市場の将来性に自信を深めている。現地の病院と積極的に交流・協力し、海外医療専門家の導入を促進する。手を携え私立医療サービスの質を高め、政府公共医療サービスの効果的な補完とし、共に社会の福祉に貢献する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月18日
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