中国と海外の観光客、春節中に相互往来

複数の旅行プラットフォームが4日に発表した最新データによると、2025年春節の8日間の連休中、中国の国内旅行、インバウンド観光、アウトバンド観光の3大市場の観光客数と1人平均消費額が大幅に増加した。新春の文化観光は、中国経済の大きな活力を反映した。

フランス人観光客が上海豫園商城のレストランで、カニ味噌入りの湯包を味わった。新華社記者・陳愛平撮影

ブラジル人観光客のヴィクトリアさん一家は上海を訪れ、外灘、豫園、武康路を巡った。さらに上海博物館東館で中国の古くより伝わる歴史と文化の美を実感した。また高速鉄道に乗り、現代の「中国のスピード」を体験した。

携程集団のデータによると、巳年の春節連休中、プラットフォームの越境観光の全体的な予約は前年同期比3割増で、うちインバウンド観光は同203％増。インバウンド客のチケットの予約は同180％増、ホテルの予約は60％増。アウトバンド観光の予約のうち、スペイン、イタリア、フランスなどの長距離目的地が大幅に増加した。

春秋旅遊の周衛紅副総経理は、「この中国と海外の観光客の相互往来において、訪中外国人客は文化及び生活体験に非常に熱心で、博物館から野菜市場まで至る所に外国人の姿があった。アウトバンド観光市場で、国際クルーズツアーとフリープランの予約が大幅に増加した。中国人客がレジャーのスタイルへの重視を強めたことが分かる」と述べた。

同程研究院の張明陽上級研究員は、「中国の中小都市の住民によるアウトバンド観光の予約が大幅に増加している。同時に中国の中小都市に滞在するインバウンド客が増えている」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年2月5日