雲南省普洱市、コーヒー・観光融合を新たな名物に

現在はコーヒー豆生産シーズンで、「中国のコーヒーの里」と呼ばれる雲南省普洱市ではコーヒーの香りが漂っている。現地は近年、豊富なコーヒー資源と独特なコーヒー文化により、コーヒーと観光の深い融合を積極的に促進している。コーヒー園、コーヒーテーマ街区、コーヒー文化の市などの建設により、観光客にコーヒーの栽培・収穫・試飲までの全チェーン体験をもたらし、「コーヒー・観光融合」の新たな楽しみ方を提供している。

観光客が普洱市思茅区の大開河梅子コーヒー園で休暇のひとときを満喫した。新華社記者・陳欣波撮影

普洱市思茅区六順鎮は暖かく、植生が豊富で、野生アジアゾウの普洱における生息地の一つだ。大象咖啡精品荘園は六順鎮南邦河村に位置する。四方に山並みが広がり、青々としている。空から眺めると巨大なハート型をしているこの荘園で、観光客はコーヒーを飲みながら、山林の中で食料を探し生息する野生アジアゾウの群れを遠くに見ることができる。

昆明から来たコーヒー愛好家は、「コーヒーを手にしながら、向かいの山腹と密林で野生のゾウが悠々と食料を探すのを見る。それは非常に壮観な景色で、一生忘れられない」と述べた。

子供（右）が普洱市思茅区の天玉荘コーヒー園で、コーヒーチェリーの乾燥を体験した。新華社記者・陳欣波撮影

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年2月25日