西部地区、ハイテク導入で春耕を支援

春耕の季節。雲南省、広西壮（チワン）族自治区、四川省などの西部地区は農作業に励んでいる。食糧生産が盛んで、特色ある農業が力強く発展し、科学技術の農業支援が新たな見所になっている。

広西壮族自治区賀州市平桂区国家現代農業産業パーク品種選別・適応ハウス内で、技術者の陳愈軽氏が携帯電話を操作すると、野菜ハウスの遮光ネットがゆっくり動き出した。「早春は気温差が激しい。IoT技術があれば、いつでも遮光ネットの開閉を調整でき、効率が大幅に上がった」

近くの福稲天下食糧産業モデルエリアでは、自動運転耕運機が自動で作業していた。モデルエリアの管理人である王偉俊氏は、「北斗衛星測位システムを耕運機に導入し、事前に作業範囲とルートを設定すれば、後は見ているだけでいい」と述べた。

広西壮族自治区賀州市平桂区国家現代農業産業パーク品種選別・適応ハウス内で、技術者の陳愈軽氏が携帯電話でハウス農業施設を操作した。新華社記者・王楚然撮影

四川省宜賓市高県食糧・食用油現代農業パーク育苗ハウスで、カボチャ、ナス、ヘチマなどの作物の苗が正確に調節される気温と照明によりすくすくと育つ。6台の立体循環運動式育苗機械は1ロットで最大1万6000株の苗を育成できる。

パークスマート化育苗センター技術顧問の何錫栄氏は、「スマートシステムは苗のAI家政婦のようなものだ。育苗システム全体に必要な管理人は2、3人のみで、人件費を節約した」と説明した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年3月17日