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japanese.china.org.cn |08. 04. 2025

世界初、人とロボットが走るマラソンの見所をチェック

タグ: マラソン ロボット
中国網日本語版  |  2025-04-08

4月13日開催の北京亦荘ハーフマラソン並びに人型ロボットハーフマラソン2025は「スポーツ+テクノロジー」に力を注ぐ。人型ロボットと人が同時に応募し、同時にスタートし、共に21.0975キロを走るという画期的な形式を初採用。

本大会は安全保障のため、人と人型ロボットの間に物理的な遮蔽物を設ける。大会のルールと開催時間も異なる。

記者が準備の現場を取材したところ、各出場チームは部品やスマート水準などによりロボットの運動能力を高め、一分一秒を争い技術の難関攻略に取り組んでいた。一部の出場ロボットの最高時速は12キロ。ランニングが体に大きな衝撃をもたらすことを考慮し、あるロボットには緩衝装置が取り付けられた。別のロボットはさらに特製のランニングシューツを着用。

人型ロボット「天工」が歩行した。新華社記者・鞠煥宗撮影

北京人型ロボットイノベーションセンターの熊友軍CEOによると、実際の道路状況は実験シーンと大きく異なる。大会で走り切るため、ロボットはまず長距離走に適応できる、熱放散技術が優れた高密度一体化関節及び本体を持つ必要がある。次に各関節の調和的な運動を高精度で制御し、ランニング、測位、動的な障害物回避などの機能を実現する必要がある。これはそのコアアルゴリズムの開発及び適応能力が試される。さらにマラソンではロボットの安定性、信頼性、航続力が試される。カーブ、上り坂、下り坂などの複雑な道路状況は、ロボットの性能に厳しい要求を突きつける。

北京市ロボット産業団地(亦荘)で、国家地方共建具身智能機器人(エンボディドAIロボティクス)イノベーションセンターが研究開発した人型ロボット「天工」がダッシュした(2月24日撮影)。新華社記者・鞠煥宗撮影

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月8日