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japanese.china.org.cn |08. 04. 2025

浙江省の小さな町、世界の子供服生産を一手に引き受ける

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中国網日本語版  |  2025-04-08

ファッションはパリを、子供服は織里を。浙江省湖州市呉興区の織里鎮は、世界の子供服主要生産地だ。毎年生産される子供服は20億点で、売上は1000億元弱。商品は165の国と地域に輸出される。織里の子供服市場は40数年に渡り8世代進化し、1本の街から鎮に拡大した。さらに鎮から産業・都市・人が融合しつつ発展する「中国子供服の都」への華麗なる変身を成し遂げた。

織里の人々は40年以上前、一家を養うため紡績や刺繍などの古い技術によりベッドカバーや枕カバーなどを作り、鎮に運び販売した。「天秤棒の両端に荷を下げ、南の天から北の海まで世界を旅する」はまさに、80年代の織里の人々の生活風景だった。その過程において、ある人は枕カバーで余った布を使い、子供用のワンピースを作った。それは思いがけず、枕カバーよりも良く売れた。こうして刺繍製品から子供服の生産に転じる人が徐々に増え、織里の子供服産業が歩み出した。

織里の子供服産業は90年代に全国で名を知られるようになった。織里経済開放区の完成に伴い、織里の子供服加工業者が大幅に増加。子供服産業が徐々に集約化発展に向かった。2000年前後になると、織里の子供服産業クラスタが急速に拡大した。一定規模の子供服メーカーが子供服工業団地に集まり、地域ブランドと専門的な市場の強い地位がさらに確立された。

2010年に正式に営業開始した織里中国童装城の敷地面積は600ムー。その中には各地の業者が集まり、混雑する。消費者とバイヤーは各種スタイル及びブランドの子供服をワンストップで購入できる。建物の外では物流車両が絶え間なく行き交い、梱包済みの子供服を全国各地、さらには世界各地に運ぶ。

織里中国童装城で子供服を購入する利用客。新華社記者・林光耀撮影

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月8日