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japanese.china.org.cn |24. 04. 2025

中国の発電技術に画期的なブレイクスルー

タグ: 発電 動力 サイクル 産業チェーン
中国網日本語版  |  2025-04-24

(写真は中核集団が提供)

中核集団がこのほど開催したメディアイベントにおいて、同社の首席科学者である中国核動力研究設計院の黄彦平氏は、チームが中国初の「超臨界CO2 サイクル発電システム」研究開発体制の構築に成功したと発表した。これは中国の発電技術分野における画期的なブレイクスルーを意味する。

説明によると、「超臨界CO2 サイクル発電システム」は超臨界状態の二酸化炭素を作動媒体とし、密閉型の熱力学サイクルで活動し、熱電変換効率を大幅に高める。同技術は高温・高密度熱交換器及び高効率タービンなどの中核的な技術の難題を解消することで、世界最大規模の直径2.4メートル級真空拡散溶接装置を作った。発電効率は従来の蒸気発電技術と比べ5ポイント超上がり、システムの応答速度は20倍上がり、設備の体積が50%縮小した。

黄氏は、「中国の整った産業チェーンは技術のブレイクスルーを達成するための中心的な支えだ。中国の整った産業システムにより、研究開発チームは基礎材料から中核設備に至る全チェーンのイノベーションを実現する」と強調した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月24日