南博会、多元的交流は見所満載

第9回中国―南アジア博覧会（南博会）および第29回中国昆明輸出入商品交易会が6月19日、昆明市で正式に開幕した。今回の南博会には73の国・地域・国際機関が参加し、2500社以上の企業が出展。

第9回中国—南アジア博覧会東南アジア館（6月19日撮影）新華社記者・陳欣波撮影

南アジア・東南アジア館では、ネパール産カシミヤ製品、アフガニスタン産手織り絨毯、インドネシア産香辛料など各国の商品が所狭しと並ぶ。外国人出展者がスマートフォンの生配信画面に向かい、マレーシアの「ムサンキング」ドリアン、インドネシアのコーヒー、カンボジアのハンドメイドアクセサリーを紹介する様子は、国境を越えた多彩な貿易回廊を構築している。

第9回中国―南アジア博覧会で展示されたお茶淹れロボット（6月19日撮影）新華社記者・胡超撮影

製造業館とグリーンエネルギー館では未来的な光景が展開されている。コーヒーの香りが漂う中で、スマートロボットアームが精密にラテアートを描く。さらにAIロボットの集団ダンスやウェアラブルスマートデバイスが、体験を求める海外のバイヤーを集めている。

「南博会は我々に大きな機会を提供した」と、華電（雲南）新エネ発電有限公司の官宇総経理は語る。「南アジア・東南アジア諸国のグリーン転換は需要が旺盛だ。ラオスのグリーンエネルギー事業を梃子として越境投資建設を強化し、エネルギー相互接続でインフラ全面連結を促進し、地域一体化プロセスを持続的に推進する」

この構想は中国と南アジア・東南アジア間の新興分野協力の方向と一致している。新エネ、太陽光発電、電気自動車、デジタル技術等の協力プロジェクトが近年相次ぎ実施され、地域経済に大きなエネルギーを注入している。

第9回中国―南アジア博覧会コーヒー産業館で雲南小粒コーヒーをライブ配信する出展者（6月19日撮影）新華社記者・胡超撮影

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年6月20日