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| japanese.china.org.cn |29. 07. 2025 | ![]() |
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AI災害警報、15~45分の早期予測を実現
2025年世界人工知能大会において、気象分野のAI「スーパー装備」が注目を集めた。より早期かつ正確な警報が、都市の災害性気象防御に「安全緩衝期」を創出している。
▲7月26日に撮影された中国気象局の展示エリア(新華社記者・陳浩明撮影)
上海市は今年「雨師」と「扶揺」の2モデルを発表した。上海市気象局の馮磊局長によると、強い対流気象は大気の強い垂直対流運動によって引き起こされ、突発性が高く局地的で破壊力が大きい特徴がある。「雨師」は雷雲単体の立体構造をより明確に描写でき、警報の有効時間を15~45分前倒しできる。
「扶揺」は中小スケールの災害性気象、特に短時間豪雨と雷雨強風に焦点を当て、気象予報の更新頻度を時間単位から10分単位に短縮。警報の精度を街・町レベルまで深められる。
一部モデルは既に「実戦経験」を積んでいる。中国気象局のデータによれば、気象局が2024年6月にAI気象予報「風」シリーズモデル「風雷」「風清」「風順」を発表後、短期・中期・長期の予報警報精度が著しく向上している。3分以内に今後15日間の解像度25kmの全球気象予報製品を生成可能だ。
単一機能を強化したAIモデルがある一方で、総合的なスマートプランも存在する。開幕式で中国気象局が発表した全民早期警報プラン「媽祖(MAZU)」では、「MAZU-Urban」都市多災種早期警報AIエージェントがAI技術を中核エンジンとし、先進的アルゴリズムとマルチソースデータを深く融合。クラウド早期警報システム製品や気象オープンモデルなどを搭載している。
記者の取材によると、このAIエージェントには3種の端末表示形式があり、それぞれ気象・緊急事態対応部門、港湾航路などの業界ユーザー、一般市民向けにサービスを提供。今年1月からアジア、アフリカ、オセアニアの35カ国・地域で試験運用されている。
中国気象局の陳振林局長は、「AI技術は効率的な計算とマルチソースデータ融合能力を有し、気象予報・災害警報・応急対応を繋ぐ核心的な結び目や、従来の予報の限界を突破する黄金の鍵となっている」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月29日
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