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japanese.china.org.cn |12. 09. 2025

活力中国リサーチ活動|ロシア人旅行者が浦東空港税関の「知能検査」を称賛

タグ: 税還付
中国網日本語版  |  2025-09-12

ロシア人旅行者のシルヴスカヤ・アリアンさんが税関自動識別端末で離境時税還付手続きを行う様子 中国網記者李明艶撮影

上海浦東空港第1ターミナルで11日、、ロシア人旅行者のシルヴスカヤ・アリアンさんが税関自動識端末による離境時税還付手続きを体験した。彼女はスクリーンの前に進み、旅券スキャンと本人情報確認を終えると、音声ガイドに従って申請書のスキャンを終えた。わずか3分で端末画面に手続き完了が表示され、電子印章が自動押印された。アリアンさんは、「操作が簡単で誰とも話す必要がなく、最高だ」と称賛の声を上げた。

業務コマンドセンターで情報を照合する職員 中国網記者李明艶撮影

今年に入ってから、上海税関は空港税関における「知能検査」建設を持続的に推進している。デジタル化・知能化によるガバナンス高度化に向け、科学技術の革新・応用を強化している。税関自動識別端末で2つの言語対応の24時間サービスを実現。旅行者がスキャンするだけで、情報が自動的にバックエンドの業務コマンドセンターに送られ照合検証が行われるため、待ち時間が大幅に短縮される。

上海市政府の支援を受け、上海税関はこのほど全域免税品「パック&スキャン」の試験実施を開始した。旅客が離境する際に税関職員が免税品を一点ずつ確認する従来方式から、QRコードをスキャンし特殊密封バッグの完全性を確認する方式へ転換し、「複数回のチェックから一回のみのチェックへ」の効率化を実現した。アリアンさんは購入した3点の商品を一度のスキャンで処理でき、「すごく快適な体験だ」と満足げに結果を示した。「400元余りの購入で50元が還付された。素晴らしい」

中国網記者李明艶撮影

全国最大の空港である上海浦東空港の出入境旅客数は全国航空口岸で一位を維持している。2025年1月から8月までの同空港の出入境旅客数は2520万9700人(前年比20.73%増)を記録しており、単日では最大12万人を突破した。国際乗り継ぎ旅客数は338万9300人(同26.16%増)と堅調な伸びを見せており、特に国際線相互乗り継ぎ旅客数は135万人(同31.28%増)で記録を更新している。

浦東空港税関は「知能検査」システムの高度化持続的に推進しており、世界中の旅行者がよりスムーズな通関サービスを利用できるようになっている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年9月12日