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japanese.china.org.cn |07. 11. 2025

輸入博が示す中国市場の強い「磁力」

タグ: 輸入博
中国網日本語版  |  2025-11-07

農産食品エリアでは、ペルーのブルーベリーやマレーシアのドリアンなどが「爆発的人気商品」となり、世界各国の農場から中国の食卓へ届く物語が次々と紡がれる。消費財エリアでは、ドイツやアルゼンチンなどのナショナルチームのホームユニフォームが中国初公開され、人だかりができる。数多くの多国籍企業の新製品が、中国消費者の生活を彩ろうとしている。自動車・スマートモビリティーエリアでは、コネクテッドカーや電動垂直離着陸機などが一斉に展示される。第8回中国国際輸入博覧会(輸入博)は、世界の優良商品と中国市場の素晴らしい巡り合わせを見届ける。

11月5日、第8回輸入博の海克斯康(ヘクサゴン)展示ブースで、3次元スキャンデモを行う産業用人型ロボット「AEON」。同モデルの産業自動化応用シーンが中国で初披露された。

新華社記者 方喆撮影

中国石化(シノペック)の趙東総経理は、「エネルギー化学産業のハイスペック化・スマート化・グリーン化には、グローバルパートナーの長期的な信頼とサポートが不可欠だ。今回の輸入博では、17の国および地域の34社と、原油、化学品、設備など計24品目の契約を結んだ。調達契約額は409億ドルを突破」と発表した。

ケリングのルカ・デ・メオCEOは、「当社の発展は、中核市場として定着した中国の市場開放政策や輸入拡大と足並みを揃えている」と評価した。

市場開放を加速する中国は関税水準をさらに7.3%に下げ、FTA締結国を30カ国に拡大。国交ある後発国へのゼロ関税適用に加え、国交あるアフリカ53カ国向けの関税撤廃手続きを進めている。

複数のグローバル企業幹部は「世界のビジネス界は現在、安定性、予見可能性、協力機会を求めている」と指摘し、中国が「中国は巨大な消費市場であると同時に、制度的革新で世界とウィンウィンを構築する戦略的パートナーだ」という明確なメッセージを世界に向けて発信していると見ている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年11月7日