世界の先鋭車が輸入博で集中「デビュー」

テスラの自動運転EV「サイバートラック」　中国網記者鄭亮撮影

第8回中国国際輸入博覧会（輸入博）が上海で盛大に開幕し、自動車・スマートモビリティ展示エリアが再び産業の「風向計」となった。同エリアは「モビリティ、無限の可能性」をテーマに世界のトップメーカーを集め、スマートで安全で持続可能なモビリティソリューションを展示。世界の主流メーカーが手を携え数十台の世界初公開・初展示・初デビュー車を集め、新エネ、スマート運転、水素エネルギーなどの分野の最新成果を集中的に展示し、科学技術と未来のモビリティの融合を観察する窓となった。

グリーンモビリティも注目を集めた。自動車メーカーが電動化、水素エネルギー、ゼロエミッション、リサイクルなど全工程のグリーン対策を強調。例えば、トヨタは中国で多様な新エネ技術の展開（EV、PHEV、水素燃料電池）を披露し、さらにバッテリーリサイクル、エネルギー貯蔵システム、水素交換モデルを並行推進している。そのほか同エリアでは、グリーン物流、低炭素移動シーン、マルチモーダル交通ソリューションも重点的に展示された。

今回の輸入博自動車展示エリアは、世界の新車と最先端技術の「デビューの舞台」となった。コンセプトカーから量産車まで、各メーカーが最新技術を披露。自動運転、スマートキャビン、路車協調などの革新的なソリューションで、観客を「未来の世界に飛び込んだよう」と驚かせた。伝統的な高級ブランドの電動化転換から、新興ブランドの技術のブレイクスルーまで、自動車産業が急速にスマート化・グリーン化・国際化の新段階へ向かっていることがわかる。輸入博は、世界の自動車メーカーがイノベーションと実力を示す「中国の窓口」となっている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年11月7日