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japanese.china.org.cn |10. 03. 2026

「原子力+AI」融合の深化、グリーンコンピューティングの新たなエコシステムを構築 全国政協委員・盧鉄忠

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中国網日本語版  |  2026-03-10

全国政協委員で中国核工業集団総経理補佐、中国核電党委書記・董事長の盧鉄忠氏

2026年全国両会において「AI+」が注目のキーワードになっている。政府活動報告には、「AI+」の深化・拡大、次世代スマート端末やAIエージェントの普及加速、重点産業分野でのAI商用化・大規模展開、AIネイティブの新業態・新モデルの育成が明記された。全国政協委員で中国核工業集団総経理補佐、中国核電党委書記・董事長の盧鉄忠氏は、「原子力発電とAIコンピューティング」の協調的発展について詳細に分析した。

AI技術の急速な進歩に伴い、計算力の需要が爆発的に増加しており、それに伴う電力消費量も急増している。安定的に供給可能でクリーンかつ低炭素なエネルギーである原子力発電は、AI産業の電力供給の中核的役割を担いつつある。盧氏によると、国内外のIT大手やハイテク企業が相次いで原子力発電企業との連携を模索しており、自前の原発を投資・建設する動きも見られる。これは原子力の長期安定運転、ゼロエミッション、高い信頼性という独自の強みに注目した結果だ。

一方、AI技術は原子力産業自体の変革にも新たな活力を注入している。中国核工業集団はすでにビッグデータ分析、AI活用、安全生産管理を統合したデジタルプラットフォームを構築し、原発のスマートメンテナンスとリスク管理能力を大幅に向上させた。

盧氏は、「電力生産から消費側までの最適化において、AI技術は原子力のスマート化を推進するだけでなく、コンピューティングセンターの電力配分合理化も実現し、エネルギーとデジタル産業の好循環を生み出す」と強調する。原子力とコンピューティング産業の深い融合を通じ、安定的かつ効率的なエネルギー網を構築し、グリーンでスマートな社会の基盤を築くべきだと述べた。

特筆すべきは、中国核工業集団が独自開発した第三世代原子炉「華竜一号」2.0版の進化だ。安全性の向上、モジュール化工法の採用、スマート化水準の飛躍的向上により、原子力産業のデジタル化に力強い技術支援を提供している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年3月10日