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japanese.china.org.cn |08. 06. 2026

輸出68.2%増、中国製電動バイクが世界を「快走」する理由

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中国網日本語版  |  2026-06-08

サンパウロのABLELIVE越境ECライブ配信拠点で、中国電動バイク大手「雅迪(Yadea)」の商品をライブ販売するブラジルの配信者。(新華社記者 金皓原4月23日撮影)

江蘇省無錫市で最近、雅迪の海外マーケティング部門責任者である王昊氏が、目が回るほど忙しく働いている。海外出張が続き、海外からの注文も次々と舞い込む。顧客が求めているのは中国製電動バイクだ。

ガソリン不要、軽量設計、速度と航続距離も十分。中国の街中で広く普及している電動バイクは、国際的なエネルギーの供給逼迫や燃料価格の高騰を背景に、海外市場でブームを巻き起こしている。

王氏は、「例を挙げると、当社が独自設計した高速電動バイクの航続距離は129キロ、最高時速は100キロで、欧州市場でもヒット商品といえる」と話した。この電動バイクの海外からの注文は10月分まで埋まっているという。

王氏によると、雅迪の製品はすでに世界100以上の国・地域に輸出されており、複数の東南アジア諸国では現地生産を実現。欧州の多くの国でも販売・サービス拠点を展開している。同社の海外販売台数は今年第1四半期、前年同期比で70%増加した。

王氏は、「欧州の多雨な気候や、中南米の複雑な郊外道路事情などに合わせてカスタマイズ設計を行い、さまざまなスマート装備も搭載している。高コスパが強みだ」と話した。

海外のSNSでは、ネット通販で購入した中国製の電動バイクや電動三輪車の紹介動画を上げる配信者が多く、再生回数が数十万回にのぼることも珍しくない。動画には、電動バイクで学校へ向かう米国の高校生、配達に追われる東南アジアの配達員、パリの街をツーリングする若者たちの姿が映っている。

データもこのブームを裏付けている。中国の電動バイクの輸出台数は2025年に2670万台を突破し、輸出額は68億2900万ドルに達した。2026年第1四半期の輸出台数は約720万台で、前年同期比68.2%増となった。

業界関係者によると、最近は世界的なエネルギーの供給逼迫と高止まりする原油価格に加え、電動化そのものが世界の交通の大きなトレンドとなっており、カーボン削減の共通認識も広がっている。こうした要因が、中国製電動バイクや電動三輪車の海外での好調な販売を後押ししている。

好調な販売の裏には、力強い産業チェーンの支えがある。例えば雅迪が拠点を置く無錫市錫山区では、半径50キロ圏内に国内の多くの主要電動バイクメーカーが集まる。年間1500万台以上の電動バイクが生産される錫山区は、中国最大の完成車の研究開発・生産拠点であり、部品流通の中心地でもある。

無錫税関のデータによると、現地の電動バイク輸出は9年連続で安定的に増加しており、2025年の輸出増加率は全国同種商品の平均を14ポイント上回った。2026年1~4月には、錫山区の電動バイク産業の輸出額が2億8700万ドルに達し、前年同期比33.7%増となった。

ブランド競争力を高めるため、錫山区では電動車産業の高品質発展基金を設立。バッテリー技術と材料、完成車製造と部品、充電・バッテリー交換インフラ、スマートコネクテッド技術などの重要分野に重点的に投資している。

技術高度化の効果はすでに現れ始めており、東南アジアなどの海外市場で中国製電動バイクに新たなチャンスが到来している。

王氏は、「当社は現地に工場を設けるだけでなく、防水性能の強化やサスペンションの改善など、製品の適応性も高めている。ベトナムやインドネシアなどでの販売が急速に伸びている」と述べた。

南京大学商学院の韓剣教授は、「中国製電動バイクの世界進出は、中国の新エネルギー産業の国際競争力を示している」と述べた。中国製造業は現在、技術・製品・サービスの高度な融合能力を示し、革新とブランドの潜在力を発揮している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年6月8日