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japanese.china.org.cn |09. 06. 2026

三峡水運新通道が着工 物流大動脈を円滑化し、長江経済ベルトの発展を支援

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中国網日本語版  |  2026-06-09

三峡水運新通道が8日、正式に着工された。これは三峡プロジェクト完成後で、長江本流における最大の総合事業となる。三峡水運新通道プロジェクトは規模が巨大で、難易度も前例がなく、十数年にわたる論証・設計と数十年に及ぶ技術蓄積を経た。投資総額は約772億800万元に上る。

中国工程院院士で長江設計集団の首席科学者である鈕新強氏によると、三峡ハブの貨物通過量は2011年に1億トンを突破し、三峡河川区間の貨物量は19年早く計画輸送量に到達した。三峡ハブの貨物通過量は2023年に過去最高を更新して1億7400万トンに達し、設計水準を73%上回った。さらに重要なのは、この数値が今後も増加し続けると予測されている点だ。2035年から2050年の間には、三峡閘門を通過する貨物の需要が2億2千万トン、さらには2億5千万トンに達すると見込まれており、閘門の長期的な過負荷運転などが長江水運の発展を制約する問題となっているという。

そのため、三峡水運新通道の中核的な使命は、この航行上のボトルネックを根本的に解消することにある。

新通道完成後、三峡ハブは4本の閘門ラインとなり、既存の船舶昇降機と合わせた総通過能力は3億3600万トンに達する。葛洲壩ハブでも同時に水運拡張工事が実施され、完成後は4本の閘門ラインとなり、総通過能力は3億6千万トンに達する見込みだ。

実際に、このプロジェクトの価値は水運インフラの拡張だけにとどまらない。大局的に見れば、国内・国際間の双循環を促進し、地域間の連携発展を後押しし、グリーン・低炭素への転換を実践する上で極めて重要な一手となる。

長江経済ベルトは11の省・直轄市をカバーし、全国の人口と経済規模の半数近くを集めている。三峡水運新通道は長江経済ベルトをさらに強化し、地域発展の新たな原動力を生み出す。

中国国際工程諮詢有限公司の郭銘群総経理は次のように述べた。これは成渝地区(四川省成都市・重慶市)と武漢市、長株潭(長沙市、株洲市、湘潭市)、鄱陽湖、長江デルタなどの都市圏との深い連携を力強く後押しし、資金・技術・産業の東部から中西部への秩序ある段階的移転を加速させる。また長江沿岸地域が世界の産業分業により深く組み込まれるよう促し、国内・国際間の双循環を円滑化し、上流・中流・下流が相互補完的に発展し連携する構造を形成する。

物流のコスト削減と効率向上によるメリットも極めて大きい。郭氏は、水運コストは鉄道の5分の1、道路の15分の1に過ぎず、三峡水運新通道プロジェクトの完成後、成渝など西南地区の大口貨物は、より低コストかつ高効率で海へとつながるルートを確保できると話す。初歩的な試算では、通航効率の向上や陸上輸送の代替などにより、年間約180億元の費用削減が見込まれている。

さらに重要なのは、三峡水運新通道が国際物流チェーンにおける中国内陸水運の地位をより一層高め、国内・国際間の双循環を円滑化するための力強い物流サポートを提供する点だ。
 「ダブルカーボン(二酸化炭素排出ピークアウトとカーボンニュートラル)」の発展目標に向けた取り組みが進む中、長江水運が本来持つグリーンな優位性もさらに拡大する。水運は従来から、スペース節約、低燃費、低公害、大輸送力、高効率といった特長を備えている。新通道の完成後は、より多くの大口貨物が水上輸送を選択するようになる。水上貨物輸送の比率が持続的に高まり、総合交通運輸体系の汚染・炭素排出削減を加速させる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年6月9日