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japanese.china.org.cn |17. 09. 2026

中核能源、IAEA初の高温ガス炉協力協定を締結 中国の第4世代原子力技術が世界展開へ

タグ: 原子力 技術 高温ガス炉
中国網日本語版  |  2026-09-17

第70回国際原子力機関(IAEA)総会が現地時間14日、ウィーンで開幕した。中国国家原子能機構(CAEA)の単忠徳主任、中国核工業集団有限公司(CNNC)の張濤総経理の立会いのもと、中核能源科技有限公司(以下「中核能源」)の石琦総経理とIAEAのグロッシー事務局長は、高温ガス炉分野における世界初の協力協定に正式署名した。

今回の締結は、IAEA枠組みにおける世界の高温ガス炉能力構築の中国での正式な始動を意味するとともに、中国が完全に独自の知的財産権を有する第4世代先進原子力技術が、IAEAの多国間協力プラットフォームを通じて、商業実証段階から世界展開の新たな段階へ移行したことを示すものだ。

中国の高温ガス炉、産業化発展を加速

高温ガス炉は、中国が独自に研究開発し、完全に独自の知的財産権を有する第4世代先進原子力技術であり、高い固有安全性、高い発電効率、幅広い応用の可能性といった強みを備えている。「電力・熱・蒸気・水・水素」分野で広く活用可能であり、一次冷却材の出口温度は750℃に達する。石油精製、重質油熱回収、石炭化学工業、海水淡水化などの分野に高品質の蒸気を供給でき、産業分野の脱炭素化に向けた新たなソリューションを提供するとともに、大規模水素製造にも利用可能。未来のクリーンエネルギー発展を後押しする。

高温ガス炉の商業化発展を推進する重要な担い手である中核能源は2023年に、世界初のペブルベッドモジュール型高温ガス炉である山東石島湾高温ガス炉の原子力発電実証プロジェクトを商業運転開始へと導いた。これにて、中国の第4世代原子力技術が世界の主導権を手にした。また、世界初となる高温ガス炉と加圧水型炉(PWR)の結合による、工業用熱供給を主体とし電力供給を兼ね備えた江蘇徐圩原子力熱供給発電所の着工・建設を推進するとともに、複数の60万kW級産業化プロジェクトを始動している。

中核能源はまた、原子力エンジニアリングの全産業チェーン能力体系の整備を続けており、原子炉エンジニアリング設計甲級資格、民生用原子力安全設備の設計許可、特種設備(圧力容器)設計・製造許可、原子力発電所設備監理甲級資格など複数の重要資格を取得しており、総合力を磨き続けている。

国際協力を深化し、国際標準の共同構築を推進

今回の協定は、IAEAが高温ガス炉分野で締結する初の協力協定であり、中国の高温ガス炉技術および産業化能力に対する国際社会の高い評価の現れだ。同時に、世界の高温ガス炉協力が「経験の共有」から「標準の共同構築」へ移行しつつあることを示している。これは中国が今後、国際原子力標準およびルール策定にさらに参画する上で重要な支えとなる。

協定によると、双方は高温ガス炉原子力発電所の研究開発、設計、建設、試運転、運転管理に加え、サプライチェーン構築、人材育成などの分野で包括的な交流・協力を進める。中核能源は今後、IAEAの諮問会議および技術会議へ積極的に参加するとともに、高温ガス炉に関する国際シンポジウムや国際フォーラムを共催し、世界の産業チェーン資源を集約して、高温ガス炉技術革新、国際標準協調、海外商業化プロセスを推進する方針だ。また、より多くの新興原子力利用国による高温ガス炉技術の理解・活用を支援し、中国の先進的な原子力科学技術の成果の国際公共財への転換を急ぐ。

関係者によると、中核能源は今後、今回の協定締結を契機として、国の原子力「海外進出」戦略および「一帯一路」構想を着実に推進し、IAEAの多国間協力プラットフォームの強みを十分に発揮して、国際標準および政策ルール構築へ積極的に参画する方針だ。さらに、先進原子力分野における中国の国際的な影響力を高め、高温ガス炉技術を商業実証段階から世界規模での普及段階へと発展させ、「世界の原子力分野の発展をリード」という企業ビジョンの実現に向けた確固たる基盤を築いていく考えだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年9月17日