| japanese.china.org.cn |04. 11. 2026 |
中国の工業用電力消費、1~9月は4.3%増 ハイテク製造業がけん引
中国国家能源局がこのほど発表した電力消費データによると、今年1~9月の中国の工業用電力消費量は5兆632億キロワット時となり、前年同期比4.3%増加しました。このうち、ハイテク製造業と装備製造業の電力消費量は9619億キロワット時で、同8.7%増となりました。
広東省、広西チワン族自治区、雲南省、貴州省、海南省の5省・自治区に電力を供給する南方電網のデータにも、同様の傾向が表れています。1~9月の工業用電力消費量は前年同期比7.1%増加し、電力消費量全体の増加分の約6割を占めました。特に、現地のスマート経済関連産業チェーンの電力消費量は332億9000万キロワット時に達し、前年同期比26%増と大きく伸びました。同産業チェーンの電力消費量は社会全体のわずか2.3%にとどまる一方、電力消費量の増加分の7.3%を占めています。
南方電網の市場営業部門の責任者は、こうしたデータの背景には、産業チェーンの上流から下流への景気の好調さが波及する構図があると指摘しています。
上流の集積回路分野では、電力消費量が前年同期比9.8%増と堅調に伸びました。広東省は中国の集積回路市場における主要な需要地です。データによると、従来のエンジン車からスマートカーへの移行に伴い、車1台当たりの半導体搭載数は数百個規模から約3000個へと増加しています。
中流のデータ関連分野では、インターネットデータサービス業やデータセンターの電力消費量が比較的速いペースで増加しました。インターネットデータサービス業は前年同期比55.1%増加し、モニタリング対象となっている数百カ所のデータセンターも同26.8%増となりました。
下流の応用分野でも成長が加速しています。スマートロボット産業の電力消費量は前年同期比65.5%増、レーザー・積層造形分野は37%増、新エネルギー車の完成車製造は55.2%増となり、いずれも製造業全体の伸び率である6.7%を大きく上回りました。
また、スマート化に加え、グリーン化も電力消費量を押し上げる重要な要因となっています。今年1~9月、中国の充電・バッテリー交換サービス業の電力消費量は1315億キロワット時となり、前年同期比55.4%増加しました。新たなビジネス形態が電力需要の重要な増加要因となっています。
「中国国際放送局日本語版」より 2026年11月4日
