政治面の実績を通じて局面の打開を目指す政治家である安部首相は日中関係に慎重に対処しなければならない。今年と来年に、日中関係が高揚期に入ると楽観視することができる。
これは日本慶応大学の国分良成教授が日本外国特派員センターで講演し、中日関係の発展及び温家宝総理の訪日のハイライトについてふれた際述べたものである。
温家宝総理の訪日について、今回の訪問は日本のトップが提出し、中国のトップの賛同を得たもので、日中の戦略的互恵関係の構築を目指すものであり、双方はエネルギー、経済貿易、環境保全など実務的な課題を突破口とし、政治、歴史など敏感な問題を将来にタナあげすることになろうと国分教授は見ている。
今回の中日戦略的互恵関係は、東海石油・ガス開発、環境保全、朝鮮の核問題、金融及び物流の自由化、罪取締まり、疾病のコントロール、社会の格差及び高齢化の問題などが含まれるものとなろう。これらの課題には、東海石油・ガス開発と朝鮮の核問題などの政治的な問題、疾病のコントロール及び罪取締まりなど地域間における多国協力の課題もあれば、社会の格差と高齢化など東アジア諸国が直面している課題もある。
歴史問題に関して、双方は容易に相手側を説得しにくいが、現在、両国学者の共同歴史研究がこの問題の解決のための方向を明らかに示している。当然、双方がいつどれぐらいの合意に達するかということは、日中両国のトップの数回にわたる「氷を融かす旅」と関わりのあるものとなっている、と国分教授は見ている。
「チャイナネット」2007年4月11日