河北省陽原県の泥河湾遺跡は、20世紀における中国考古学の重要発見の1つとされている。現地では最近、同遺跡とその周辺の文化財古跡を保護・開発するために、3億元以上を投じて保護と修復作業が行われている。
泥河湾遺跡群は北京から100数キロの位置にあり、第四紀地層であることは国際的な地質考古学界も認めている。哺乳動物の化石や旧石器時代の遺跡が豊富に発見されたことでも有名で、「東アジアの人類文明の発祥の地」といわれている。同遺跡群の保護・発展プロジェクトの実施後、陽原県はしだいに中国最大の考古学の科学研究機関、実習研修、観光が一体となった文化・自然観光拠点となっている。
「人民網日本語版」2007年3月8日