国家文物局の専門家がこのほど、青海省内の古城の壁を一部調査したところ、明代の万里の長城の遺跡であることが判明、「万里の長城保護プロジェクト」に組み込まれることになった。同局の馬偉民副局長は「青海省の長城はあまり知られておらず、長城に対する資源調査の範囲に入っていなかった」と話す。同省の長城の一部は損傷しており、保護作業は一刻を争う。同省の長城が保護プロジェクトに入れられれば、中国の長城の範囲が拡大すると同時に、周辺一帯の長城の保護作業にもプラスになるという。青海省の長城は、東が甘粛省河西地区の長城に隣接、長さは1千キロにわたり、主に青海省西寧市の西部に分布している。
「人民網日本語版」 2007年4月19日