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米国地震専門家「地震予報は全世界の難題」
発信時間: 2008-05-22 | チャイナネット
  米国地質探査局地震学の専門家であるルシール・ジョーンズ氏は先日、取材に対し、地震予報(短期予報)は全世界における難題で、地震の震度や日時を正確に予測することは、未だ不可能である、と述べた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

  地震の正確な予測には、正確な日時や場所を予報しなければならないだけでなく、その震度なども予測しなければならない。ジョーンズ氏は、今、そのような技術は世界中どこにもない、と述べている。

  中国や其の他の一部の国では、動物の異常行動、異常気象など、地震前には予兆現象があると、一般に信じられている。ジョーンズ氏は、これらのいわれは全て、科学的な根拠に乏しいと述べている。また、これらの異常現象を地震予報の一つの参考とするとしても、地震観測人員は異常現象だけを根拠に地震予報を出すことは出来ない。その予兆があたる可能性は数パーセントにすぎないからだ。間違った地震予報を出せば、その混乱により、地震が起こった時と同じくらい損失が出ることもある。

  「人民網日本語版」2008年5月22日
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