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「三大理念」――改革開放30年の発展と実践の理性的な選択
発信時間: 2008-08-25 | チャイナネット

「金山銀山は緑水青山に如かず」「金碗銀碗は科学の飯碗に如かず」……。改革開放30年の間、中国は自然、科学技術の革新、人を本とすることを重視する重要性をますます深く認識するようになった。

 

01年、北京五輪組織委員会は第29回五輪招致を申請した際、「グリーン五輪、テクノロジー五輪、人文五輪」を提起した。これは改革開放の発展と実践の理性的な選択だ。

 

7年の苦しい努力を経て、こうした確約はすでに1つひとつが実現。8月13日、国際オリンピック委員会(IOC)の役員は連続5回、「満足」という言葉で北京五輪に高い評価を与えた。それにとどまらず、三大理念がすでに中国人1人ひとりの考えに根を下ろしたことは、中国での建設の様々な細部に反映されている。

 

中国はインフラ整備の強化、環境意識の普及教育の展開、健康で環境を保護する生活様式の提唱を通じて、世界に「グリーンの手本」を残した。

 

7年前、北京の大気の質が2級以上に達した日数は50%。すでにこの数字は70%に変わり、青空をより多く仰ぐことができるようになった。7年前、北京の緑化率は41.9%。すでにこの数字は10%近く向上し、申請時の確約を上回った。7年前、北京の地下鉄の総延長は54キロ。すでに200キロに達し、庶民は出かけるのがより至便に……。

 

※「水立方」内。観客席付近の奇抜な設計の空調通気孔。(5月16日) 新華社記者・王頌撮影

 

 

テクノロジー五輪という理念は様々な分野に貫かれた。インテリジェント交通、クリーンエネルギー、競技場建設、情報・通信、セキュリティー、スポーツ科学などで世界の先進レベルを体現した要素があちこちに浸透している。

 

良質で精緻なスポーツ施設から、科学的で高効率のトレーニング方法まで、精確でミリ秒単位まで計るカウントダウン装置から、環境保護・エネルギー節減の競技場まで、華やかな開幕式から、全世界をカバーした試合中継まで……。テクノロジーは五輪競技にさらに緊張感と刺激をもたらし、人びとの心を打った。

 

人文五輪という理念は五輪の精神を証明するものだ。五輪憲章が宣言しているように、「スポーツ運動は人と調和の取れた発展に寄与し、人の尊厳の擁護と平和な社会の発展を促進するためのものである」

 

五輪運動は5千年の歴史を歩んできた東洋文明の古国と出会い、五輪の精神をさらに豊かなものにした。北京五輪は異なる文明の間の交流を推進し、五輪のニューマンな底深さを中国に深く沁み込ませ、また五輪という「舞台」を通じて中華文明の精髄を世界にささげ、東西文明の深みのある連携を実現した。

 

「チャイナネット」2008年8月25日

 
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