70年代、卒業し就職した大学生のほとんどはその時代に流行ったブルーの洋服に身を包んでいた |
どれほどの期間だろう、数億の中国人の服装ダンスではグリーンやブルー、ブラック、グレイといった服が“統治的な地位”を占めた。当時、老若男女が識別できないとやや嘲笑しながら中国人を「アリ」と形容した西洋人もいたほどだ 。70年代末から80年代初にかけて、国の門戸が開かれ、考え方も変わるにつれ、中国人は自らの身なりを改めて観察し、懐疑的な目を持ちながらも、おしゃれをすることに階級性はない、ということを次第に認識していく。数十年にわたって深く埋もれてきた中国人の美を愛する心は、服飾の面で開放されることになった… |