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敦煌で国家一級文化財の「銅鏡」が盗難
発信時間: 2008-09-04 | チャイナネット
盗まれた銅鏡
 敦煌市博物館は3日、同館展示ホールに展示されていた国家一級文化財がこのほど盗まれたことを明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 敦煌市博物館の傅立誠・館長によると、盗まれた国家一級文化財(日本の国宝に相当)は、魏晋時期(220年~420年)の銅鏡という。裏面には「位至三公」の文字が刻まれており、保存状態は良好で、直径11センチメートル、厚さは僅か0.3センチメートル。

 傅館長は、「この銅鏡は 8月24日昼に盗まれたことが発覚した。その時間帯はちょうど来場者の見学時間帯にあたる。他の銅鏡3枚も同時に盗まれたが、その3枚にはそれほど価値はない」と語った。

 傅館長はまた、「敦煌市博物館の盗難防止設備はややお粗末で、赤外線通報装置1セットが取り付けられていただけだ。この装置を作動させるのは閉館後の夜間のみで、昼間の見学時間帯には、警備員が監視していた」と説明した。

 敦煌市博物館は、文化財の盗難が発覚した後、直ちに現地の公安部門に通報した。警察が現在調査中だが、銅鏡はまだ見つかっていない。

 「人民網日本語版」 2008年09月04日
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