「2008中国国際福祉博覧会」が11日、北京で開幕した。障がい者用品や高齢者用品を展示するこの博覧会は、北京パラリンピック大会期間中に行われる重要なイベントのひとつ。中国でこれまで行われた同種の博覧会のなかで、会場規模が最大で、展示企業が最多で、展示品の種類が最も豊富な博覧会となった。
今回の博覧会には、国務院の回良玉・副総理(中央政治局委員)も訪れた。回副総理は、各種の障がい者・高齢者用品を詳しく参観した後で、「中国には8300万人の障がい者と1億5300万人の高齢者がいる。これらの補助器具は彼らにとって、不自由な機能を補い、状況を改善し、生活の質を高める重要な手段だ。党と政府はこれまで、障がい者や高齢者をとても気にかけ、障がい者事業と高齢者事業を高く重視してきた。さらに障がい者・高齢者向けのサービス業を積極的に発展させるよう求め、補助器具の研究開発と利用普及も支援してきた」と語った。
パラリンピック大会期間中に障がい者の補助器具の博覧会を行うことは大会の慣例となっている。今回の博覧会を主催したのは、中国障害者聯合会と全国高齢者工作委員会弁公室。障がい者や高齢者の生活・情報交流・バリアフリーなどに向けて作られた先進的な補助器具が展示されている。展示には、中国・米国・日本・ドイツなどから約170企業が参加している。
「人民網日本語版」2008年9月12日 |