「遊びたい気持ちが、将来の目標に向って努力する意思を妨げることはない」

　身近にインターネットがある状況で育った「90後」の大学生たちは、インターネットは御手の物だが、「インターネットはのめり込みやすい」と感じている人は1人もいなかった。取材を受けた新入生のうち、3分の2以上が「インターネットは、知識を得るところ」と答えている。

　北京工商大学環境工程学科に入学した黄燕冰さんは、合格通知を受け取った後、すぐにネット検索し、大学の詳細状況を調べた。「校内サイトで、寄宿条件、新入生テストの科目、食堂は美味しいか、食費は一般にいくらくらいか、在校生の先輩たちに聞いた」と話す。インターネットで先輩たちに大学生活や勉強の様子を尋ねれば、事前に大学生活に入ったような気分になるという。