酒泉観光局18日午前、安全と機密保持の必要性から、酒泉は全ての航天城見学ツアーと「神舟7号」打ち上げ見学ツアーを一旦中止することを明らかにした。具体的なツアー再開時期については、「神舟7号」の打ち上げが実施された後、決定されるという。「法制晩報」が伝えた。
酒泉観光局市場開発科の呉科長は、観光局は9月初め、東風航天城から通知を受け取ったと語った。同通知は、いかなるツアーも計画することは当面許されず、航天城見学ツアーを観光プランに組み入れてはならないとしている。酒泉西漢旅行社の黄さんは、「『神舟7号』打ち上げ見学ツアーに関する電話問い合わせが近頃急増しているが、弊社はこのツアーをすでに一時中止しています。弊社では日頃から航天城見学ツアーを多く出しており、「神舟5号」や「神州6号」の打ち上げ時も、現地見学ツアーを催行しました。今回の「神舟7号」打ち上げに絡む見学ツアーの中止命令は、初めてのケースです」と語った。
宇宙船「神舟」シリーズの打ち上げは、酒泉市の観光業を大きく牽引した。各ツアーに参加する観光客は例外なく、東風航天城という神秘的なスポットを訪れることを期待しており、現地旅行社が常時催行する「航天ツアー」の人気は絶えない。同ツアーの具体的内容は、航天城内の発射塔、宇宙飛行士居住・訓練、烈士陵墓園などを終日見学するもので、価格は約400元。
「人民網日本語版」2008年9月20日