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来年5月に800年前の沈没船「南海一号」がお目見え
発信時間: 2008-09-22 | チャイナネット

人々の関心を集めている宋代(960~1279年)の沈没船「南海一号」を覆っている「箱」が来年5月に取り除かれ、その時に広東海上シルクロード博物館も開館する。

今までに発見された中で最も時代が古く船体も最大、保存状態が良好な古代遠洋貿易船の「南海一号」は、昨年12月に大きな「箱」に入れられた形で引き上げられた。そして2007年12月28日に、「南海一号」を保存するために広東省陽江市に建設された海上シルクロード博物館「水晶宮」に移され、考古学者たちや一般の人たちは、「南海一号」がいつ本当の姿を現すかと注目し続けてきた。

考古学者は、船内に残されている文化財の保護についてはとても慎重な態度で、ある学者は、今後の調査は、5年以上の長い時間が必要だとしている。

「南海一号」の保存のために、「水晶宮」の中の海水は自然に浮遊生物をろ過するようになっており、海水循環システムを取り付けて、毎日「水晶宮」の中の10分の1の海水を抜いて循環させている。この費用だけでも年間800万元かかり、博物館が開館した後のメンテナンス費用は、約3000万元かかるという。

写真:「南海一号」の前期調査で見つかった文化財は、今年5月に北京で展示された。

「チャイナネット」2008/09/22

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