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名作家がネット上で小説対決 審査員はネットユーザー(2)
発信時間: 2008-09-24 | チャイナネット

インターネットは文学の大衆化を促進

今を守り、未来に繋げる

インターネット上の文学の研究に10年近く携わっている上海大学中文科の葛紅兵教授は自信ありげに「伝統的な文学とネット上の文学の区別を強調しすぎる必要はない。実際、この2つは、メディアの介入方法が大きく異なるだけだからだ。ネット上の文学はつまり、伝説文学や紙面文学後の文学を発展させる主導的な形式である」と述べている。

葛紅兵教授によると、ネット上の文学とは、本当の意味での大衆作品であり、大衆が読み、大衆が伝える文学である。厳粛な文学や世俗文学、専門文学、余興文学の伝統的な地位レベルの秩序を打破している。このような精華された後の文学は、精神を鍛えるためではなく、精神的なより所となる傾向がある。文学のこの「社会地位」の変化は、時代の発展の需要に符合している。また、我々はインターネットがあっという間に文学を救うと望むことはできない。インターネットは文学を適所に収めるだけだ。インターネットが文学の大衆化を促進するのは、この傾向の現れだ。

ネット上の文学に現有する主な問題について、葛紅兵教授は「精神的な品格、創作態度などの文学創作の共通問題に面しているほか、ネット上の文学には特有の問題がある。例として、歴史が浅く安定していないこと、理論および批評に乏しいこと、著作権および印税制度が完備されていない、レベルの異なる作家が混在している、などだ。」と述べている。

だが、ネット上の文学の今後に対し、葛紅兵教授は自信をもってこのように述べている。「今後もまだ長い期間をかけて、ネット上の文学は紙面文学と共存していくだろう。もしくはぱっと見た目、紙面文学ほど高尚さに欠けることもあるかもしれない。だが、ネット上の文学、つまり文学の将来は、文学のスタート地点になるはずだ」と。

江蘇省作家協会の儲福金副主席は、「インターネットは未来の文学にとって主要な場所だ。作家はすべてこのような転身を経て、今を守り、未来につないでいかなければならない」と意味ありげな言葉を残している。

「人民網日本語版」 2008年09月23日

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