乾燥する秋には、さつまいも粥が身体にいいらしい。日本癌研究会は、20種類の抗癌作用を持つ野菜のうち、さつまいもが一番優れていると公開した。「生命時報」が伝えた。
軍事医学科学院食品栄養学科のレイ莉莉博士によると、さつまいもの最大の効果は、その整腸作用で、さつまいもに含まれる水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす働きがあるため、排便を促し腸内環境を整える作用を持つ。低脂肪、低カロリーのさつまいもは、ダイエットや美容効果がある。
では、どのように調理するのが栄養面で優れているのか?まず、生で食べないこと。中国南部の地方では、さつまいもを生で食べるのが流行っているが、デンプン質を多く含むさつまいもは生で食べると消化不良を起こしやすい。できるだけ加熱したものを食べるほうがいい。高温で加熱調理すれば、水溶性食物繊維が消化され、その糖鎖(とうさ)が短くなり、甘みが増す。2つ目に、単品で食さず、其の他の穀物と一緒に食べること。さつまいもは低たんぱく質のため、単品で食べると、栄養バランスが崩れやすい。そのため、さつまいもを乱切りにし、米と一緒に煮て、さつまいも粥にするのが一番よい。
レイ莉莉博士は、「国内では、さつまいもの葉を食べる人は滅多にいませんが、実は葉のほうが、さつまいもそのものよりもずっと栄養価が高いのです」と述べている。さつまいもの葉は特有のたんぱくを多く含み、各種ビタミンも豊富で、人体の細胞に活力を与え、免疫力を高める効果がある。
「人民網日本語版」 2008年09月25日 |