インターネットの英語独占分野がまたひとつ打破された。中国の専門家がインターネットの世界的難題を見事解決したのだ。インターネット国際標準化団体・IETF(Internet Engineering Task Force)はこのほど、電子メールアドレスの国際化(メールボックス名の母語化)に関する3つのコア標準(RFC5335、RFC5336、RFC5337)を発表した。世界のネットユーザは今後、メールボックス名に自国の母語を用い、電子メールを送受信することが可能となる。これによって、電子メールアドレスの標準化に関する協議が行われた1982年以来続いてきた「英語独占時代」の幕が間もなく閉じることになる。「広州日報」が伝えた。
新標準によると、中国人同士では、漢字を使用した「楊元慶@聯想.中国」のような中国語メールアドレス方式による電子メールの送受信が可能となる。同様に、韓国人同士では韓国語メールアドレス方式によるメール送受信が設定できる。中国語メールアドレスと韓国語メールアドレス間のメール交換も可能という。ICANN(インターネットアドレスなどを管理する国際団体)が、「.中国」ドメイン使用が2009年にスタートするという見通しを発表したことを受け、CNNIC(中国インターネット情報センター)も、「中国語ドメインのグローバルアップグレード活動」をスタートさせた。(編集KM)
「人民網日本語版」 2008年10月16日
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