国防科学工業局は12日午後、月探査衛星「嫦娥1号」から撮影されたデータに基づいて作成した月面全体の写真を発表した。

この写真は世界で発表された中でも最も完全な映像であり、観測データは科学研究機関にも送られた。現在、「嫦娥1号」の運行状態は良好で、これからもプロジェクトの実験を続けていく。

「嫦娥1号」を技術改良した「嫦娥2号」は、2011年末までに打ち上げられ、月探査プロジェクト2期の先導的な衛星として、カギとなる5つの技術をテストすることになっている。また「嫦娥3号」は、月面軟着陸の実現や観測などを行い、打ち上げには「長征3号乙」のキャリアロケットが使われる予定だ。

「チャイナネット」2008年11月13日