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臨場感ある月面の全体写真 |
発信時間: 2008-11-13 | チャイナネット |
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国家国防科学技術工業局は12日、月周回衛星「嫦娥1号」が送信した画像データに基づき作成された中国初の月全体の写真を公開した。「これまでに世界で発表された月の写真で、最も完全な1枚だ」と、月探査プロジェクトで地上応用システムを担当する李春来総設計士は強調する。 「写真は高品質で、肉眼で見た月面と完全に一致している」と李総設計士は言う。 画像の処理とはめ込みの技術も高水準に達している。李総設計士によると、合理的な光度修正モデルと各位相角の相互補完の採用により、画像は色調の斉一性が高まり、鮮明で、グラデーションが豊かで、地形の輪郭がはっきりし、情報量が多くなった。
月全体の写真は589枚分のデータをつなぎ合わせて作成された。「この589枚のデータ(写真)は、1枚が幅60キロ、長さ5000キロ余りの広さに当たる」と李総設計士は説明する。 つなぎ合わせて完成した月面図と制御点の位置偏差は88.6%が3キロ内に収まり、制御点との測位精度は相当で、4~10キロ内のデータはわずか7%程度。偏差が大きいのは主に月面の両側・背面・正面の高緯度区域だ。 嫦娥1号とCCD立体カメラは中国の科学技術者が4年近くの研究開発を経て完成したものである。 「人民網日本語版」2008年11月13日
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