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海南 黎族の伝統的な布「黎綿」を伝えるため、広く販売
発信時間: 2008-11-20 | チャイナネット
 
 
 
 
 
 海南島に住む黎族(リー族)が作る伝統的な綿織り布「黎綿」は、黎族の服の生地として、また美しい芸術品として、3千年以上にわたり使われてきた。しかし、機械織りの布が普及するにしたがって、古くからあった黎族の手織り技術は日に日に廃れ、後継者不足が問題となった。このため、海南にある黎綿工芸の研究所は近年、「黎綿」技術の研究発掘・市場推進を行ってきた。黎族が多く住む五指山などで手織り技術を持つ黎族の女性450人以上を集め、伝統的な方法で「黎綿」を製作、できた「黎綿」は研究所が責任を持って買い取り、広く販売を行った。こうすることで、古くから伝わる黎族の技術が伝わると同時に、市場に広めることができる。同研究所はこのほか、「黎綿」の伝統をさらに多くの人に伝えるために、このほど新しく完成した海南省図書館に黎綿展示用のホールを設置した。(編集SN)

 「人民網日本語版」 2008年11月20日
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